【課題#1】mBot2をAI・機械学習で制御
この課題では、AIの機械学習を利用して「グー」「チョキ」「パー」を認識し、それに基づいてmBot2を制御するプログラムを作成します。
たとえば、「グー」で左回転、「チョキ」で右回転、「パー」で停止する、といった動きを実現します。
先生や親御さんへ
この課題は、プログラミング教育の必修化に伴い、子どもたちに楽しくプログラミングを教えるために作成した教材です。
未経験の先生や、家庭で子どもと一緒にプログラミングを学びたい親御さん向けに、ロボットプログラミングを通じて、子どもたちの論理的思考力や創造性を伸ばすきっかけとなれば幸いです。
チャレンジ課題の一覧はこちら
この課題で学べること
- AI機械学習の基本:ジェスチャー認識モデルの活用方法を学びます
- センサーとの連携:カメラを使用して外部データを取得する仕組みを理解します
- 基本的なプログラムの構築:繰り返しや条件分岐といった基本的なプログラムを作成します
課題の概要
AIの機械学習を利用して「グー」「チョキ」「パー」のジェスチャーを認識し、それに基づいてmBot2を制御します。
- 「グー」:左回転
- 「チョキ」:右回転
- 「パー」:停止
使用するツール
- mBot2
- PC+カメラ(カメラ付きPC等)
- 『mBlock』をインストールしたもの
機械学習とは?
機械学習(Machine Learning)とは、コンピューターに膨大なデータを与えることで、経験に基づいてパターンを学習し、自ら最適な判断を行う仕組みです。簡単に言えば、人間が繰り返し学ぶように、コンピューターがデータを使って「賢くなる」技術です。
例えば、写真の中から「猫」を見つける場合、コンピューターは「猫」の画像を大量に学び、その特徴(耳の形、体の大きさなど)を記憶します。そして、新しい画像を見たとき、その特徴に基づいて「これが猫だ!」と判断します。


この技術は、以下のような分野で幅広く応用されています:
- ジェスチャー認識:手の形(グー・チョキ・パーなど)を認識してロボットを制御する仕組み。
- 顔認識:セキュリティシステムやスマートフォンのロック解除。
- 音声認識:音声アシスタント(例:SiriやAlexa)による応答。
ジェスチャー認識モデルを作ろう
ここからは、mBlockを使ってジェスチャー認識をさせていきます。