今回は、mBot用のアドオンパック「Servo Pack mBot Add-on Pack」を実際に試してみた感想をお伝えします。このアドオンパックは、mBotの可能性を大きく広げるアイテムとして注目されています。
特徴やプログラミング方法、実際に使ってみた感想、そして活用アイディアまで詳しくご紹介します!
Servo Packの特徴
Servo Packは、mBotにさらなる動きを追加するための拡張キットです。主な特徴はこちら。
- サーボモーター
精密な動きを実現できるサーボモーターが付属しており、0度~180度の細かい角度の制御が可能です。
- RGB LED
赤 (Red)、緑 (Green)、青 (Blue) の3色のLEDを組み合わせて、さまざまな色を表示することができます。4つのLEDが搭載されています。
- パーツが豊富で、組み立て自由度が高い
公式ページでは3種類のロボット(ダンシングキャットロボ、首振りキャットロボ、ライティングキャットロボ)が紹介されていますが、パーツの組み合わせ方次第で、多種多様なロボットや仕掛けを作ることができます。
Servo Packのプログラミング方法
ここではmBlockを使用したプログラミング方法を解説します。
(Arduinoでのプログラミングは別の記事で解説します)
- デバイスは「mBot」を選択した状態で、ブロックパレットの「拡張」ボタンを押します。
- 表示された拡張機能の中から、「光・サーボ」の「+追加」ボタンを押します。
- ブロックパレットに「光・サーボ」タブが表示されるようになり、その中に4つのブロック(LED用×3、サーボ用×1)が用意されているので、用途に応じて使用することでプログラムが可能となります。
Servo Packを実際に使ってみた感想
良かった点
- サーボモーターの動きが滑らかで、非常に細かい制御が可能。
- LEDが4つあるため、センサの読み取り値の出力結果として使うなど、使用用途が豊富。
- サーボモーターと超音波センサーを組み合わせた首振りロボットは、障害物回避ロボットとしてプログラミングの幅が広がり、非常に楽しめる。
気になった点
- サーボモーターアームの穴へのねじ取り付けが非常に難しい。。(子どもにできる?という印象)
全体的な感想は、mBotの可能性が大きく広がる非常に魅力的な拡張パックだと感じました。特に、サーボモーターと超音波センサーを組み合わせた首振りロボットは、障害物回避ロボットを性能面でも向上させ、更にプログラミング学習としてもレベルアップを図れるため、非常に優秀な拡張パックだと実感しました。
Servo Packの活用アイディア
Servo Packの活用例(公式で紹介されている3種類のロボット以外)として以下が考えられます。
プログラム実行結果・センサーの読み取り値の表示
RGB LEDを各センサー値(ライントレースセンサー、超音波センサー、光センサー)の確認に使ったり、プログラム実行結果の出力として使うことができます。LEDが4つ搭載されているため、センサー値やプログラム状態に応じてLEDの色を切り替えたり、点灯させるLEDを切り替えるなどして、多くのパターンの出力が可能となります。
パフォーマンスロボット
サーボモーターは任意の角度に制御可能なため、リズミカルに踊らせたり、センサーの読み取りに応じて、人とコミュニケーションを取るようなパフォーマンスをさせることも可能です。RGB LEDと組み合わせることで、観る人をより一層楽しませることができます。
サーボモーターをmBotから切り離して活用
サーボモーターをmBotから切り離して、独自に制御させて楽しむこともできます。例えばピタゴラスイッチの一部としてボールを転がす仕掛けを作ったり、段ボール・超音波センサーと組み合わせて、人の手を認識したら蓋が開くゴミ箱を作ることもできます。
まとめ
Servo Packは、mBotの可能性を大きく広げるアドオンパックです。
プログラミングと組み合わせることで、より高度なプロジェクトに挑戦でき、子供たちの創造力を引き出す素晴らしいツールだと感じました。
ぜひ、mBotをお持ちの方は試してみてください!
新しいプロジェクトに挑戦する際には、ぜひこの記事を参考にしていただけると嬉しいです。
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