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【mBot2】Python環境の導入~使用方法まで徹底解説!~mBlock Python editor~

Python
この記事は約4分で読めます。

Python(パイソン)は教育用途に非常に適しており、学校やプログラミング教室などで広く利用されています。
教育用ロボットとして優れたプラットフォームであるmBot2と組み合わせることで、mBot2の可能性を最大限に引き出すことができます。

本記事では、Pythonを使ってmBot2をプログラミングする方法について、環境構築から基本的な操作までを詳しく解説します。

Python環境(mBlock Python editor)の導入

mLinkのダウンロードとインストール

  1. Makeblockの公式サイトへアクセスし、お使いのOS(Windows、Mac、Linux)に対応したmLinkをダウンロードしてインストールします。
    ここでは、Windowsの場合で説明を進めます。
  1. ダウンロードしたexeファイルを実行し、インストールを進めます。
  1. 途中、CH340ドライバーのインストールが案内されるため、併せてインストールします(インストールが完了したら、コンピューターを再起動します)。

mBlock Python editorの基本的な使い方

ここでは、mBlock-Python Editor オンライン ヘルプを参考に、mBot2を制御する上で必要となる操作を説明していきます。

mBlock Python editorの起動

mLinkを起動し、mBlock Python editorを選択すると、ブラウザで『mBlock Python editor』が起動します。

mLink2で『mBlock Python editor』を選択する

初期設定(言語選択)

mBlock Python editorの初回起動時は中国語表記となっています。
英語と中国語が選択可能ですので、必要に応じて変更します。

上部ツールバーの『地球マーク』を押し、言語を選択します。以後、英語モードの画面で説明をします。

操作画面の説明

  1. デバイス操作エリア
    デバイスの接続切り替え、プログラミングモードの切り替えを行います。
  2. プロジェクトファイルエリア
    ファイルやフォルダの作成、削除、名前の変更などを行います。
  3. プロジェクトファイル編集エリア
    コードの作成・変更を行います。複数のファイルを開くことができます。
  4. ターミナル
    コマンドを実行します。
    • Run:コンパイル、またはプログラムを実行します。
    • Upload:【プログラミングモード=アップロード時限定】プログラムをデバイスにアップロードします。
    • Clear:ターミナルに表示されている情報を削除します。

新規プロジェクトファイルの作成

新規でプロジェクトファイルを作る場合は、ツールバーの『File』→『New project』を選択します。

プロジェクトファイル編集エリアに『main.py』が立ち上がるので、ここにコードを入力していきます。

Pythonライブラリのインストール

ツールバーの『Libraries』から必要なライブラリをインストールします。

mBot2を制御する上では、cyberpiライブラリをインストールしておく必要があります。

プログラミング例~mBot2を前進させよう~

上記の解説で立ち上げた『main.py』にコードを記述していきます。
今回は、『mBot2を1秒間前進させる』プログラムを作成して、実行します。

mBot2に関するAPIは、mBlock-Python Editor Online Help(mBot2 Shield)を参考にします。

  1. main.pyに次のコードを入力します。
import cyberpi

cyberpi.mbot2.forward(50,1)
  1. mBot2の電源を入れ、USBケーブルもしくはBluetooth接続でPCと接続します。
    mBlock Python Editorのデバイス操作エリアでプログラミングモードを『Upload』に切り替えて『Connect』を押してmBot2と接続します。

mBot2に関するAPIはLiveモードでは使用できません。

  1. 接続後、『Upload』を押すと、mBot2にプログラムがアップロードされます。
    アップロード後に、今回のプログラムが実行されて、mBot2が1秒間前進します

まとめ

今回は、mBot2でPython環境を導入し、使用するための基本的な手順を解説しました。

Pythonを使ってmBot2を制御することで、ロボットプログラミングの理解が深まり、より複雑で面白いプロジェクトに挑戦することができます。
mBot2とPythonの組み合わせは、教育用ロボットとして非常に強力であり、学習者にとっても魅力的なツールです。

これからも、mBot2を使ったプログラミングの世界を一緒に楽しんでいきましょう!

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