小学校でプログラミング教育が必修化され、自宅で学べるプログラミング教材に関心が高まっています。
本記事では、幼児からロボットで楽しみながらプログラミングを学べる、おすすめロボットプログラミング教材を紹介します。
ここで紹介する教材は、実際に触って、本教室『かにロボ』で取り入れているもの、家庭での教育に使ったものに厳選していますので、安心してご覧ください。
なぜプログラミングに関心が高まっているのか?
2017年に文部科学省が発表した「新学習指導要領」で、小学校でのプログラミング教育が必修化されることが決まりました。
その背景としては、日本のIT人材不足が挙げられ、2030年には最低約16万人、最大約79万人のIT人材が不足するという試算結果が得られています。また、今後10~20年で半数以上の仕事が自動化されると言われており、いまの子供たちは現時点で存在していない職業に就く可能性が高いと考えられています。
つまり、ITが活用された職業が増えていくことに加え、急速に変化するこれからの時代を生き抜くために必要な力(正解がないものに自分なりの答えを出していく力、答えではなく問いを作っていく力、失敗しながら前に進んでいく力)を身につけられることからも、プログラミング教育に関心が高まっています。
ロボットをおススメする理由
プログラミング教材は様々ですが、初めてプログラミングを触るのであればロボットがおススメです。
ロボットをプログラミングで動かすと、その結果が目に見えて分かるため、子供でも飽きずに楽しみながら学ぶことができます。また、プログラミングが世の中でどのように使われているかを、直感的に理解できるのもロボットの魅力です。
子供から大人まで、楽しみながらプログラミングを学べる、おすすめプログラミング教材を詳しく紹介します。
ロボットプログラミング教材おススメ一覧
幼児~
【キュベット(Cubetto)】(3歳~)
キュベット(Cubetto)は、幼児や小学校低学年向けのプログラミング学習教材で、主に3歳以上の子どもを対象としています。木製のロボット本体と操作用ボード、カラフルなブロックで構成され、画面を使わずにプログラミングの基礎を学べる点が特徴です。
操作ボードにブロックを配置することで、ロボットを動かす命令を作成し、指示に従ってロボットが動く様子を通じて論理的思考や問題解決力を育成します。
【コード・A・ピラー(Code-a-pillar)】(3歳~)
コード・A・ピラー(Code-a-pillar)は、幼児向けのプログラミング学習玩具で、3歳以上の子どもを対象としています。イモムシ型のロボットに複数のカラフルなパーツが連結でき、それぞれのパーツには異なる動作(前進、回転、音など)が割り当てられています。
パーツを順番に組み合わせて命令を作り、ロボットがその通りに動くことで、順序や因果関係の基礎を学べます。楽しく遊びながら論理的思考や問題解決能力を養える点が魅力です。
【toio(トイオ)】
toio(トイオ)は、ソニーが開発した小型ロボットを用いたプログラミング学習教材で、主に小学生を対象としています。toioのキューブは自由に動かせるユニークな小型ロボットで、専用のプログラムやアプリを使って動作を指示します。
ブロックを組み合わせて操作するだけでなく、スマートフォンやタブレット、PCを使った高度なプログラミングも可能です。また、専用のゲームカードやマットで遊びながらプログラミングを学べるため、創造力や論理的思考力、問題解決能力の育成に役立ちます。
【トイオ・プレイグラウンド】(3歳~)
toioの通り道にカードを置くだけ。シンプルで直感的なプログラミング体験ができます。PCやタブレットは不要。位置をずらしたり、カードを交換したり、試行錯誤しながら自然に論理的思考が育まれます。
小学生~
【toio(トイオ)】
【GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~】(6歳~)
toioコンテンツの一つ。楽しくプログラミングを学ぶことができる教材です。プレイヤーは物語を通じて、ロボット「ロジーボ」を操作しながらミッションに挑戦し、プログラミングの基礎や考え方を学びます。
ゲーム形式のストーリーで条件分岐やループなどの要素を体験でき、遊び感覚で論理的思考や問題解決能力が養われるよう設計されています。
【トイオ・コレクション】(6歳~)
toioを使って遊びながら創造力や問題解決力を育むアプリケーション集です。パズルやアクション、リズムゲームなど多彩なアクティビティが収録されており、toioの独自の動きやセンサー機能を活かした直感的な操作が可能です。
子どもが自然に論理的思考や集中力を高められるよう設計されており、家族や友人と一緒に楽しむこともできます。遊びを通じてプログラミングの基礎も学べる点が特徴です。
【mBot】(8歳~)
子ども向けのSTEM教育用プログラミング学習ロボットです。組み立てが簡単で、センサーやモーターが内蔵されており、障害物回避やライン追跡、リモートコントロールなど多彩な動作を行えます。
ビジュアルプログラミングソフト「mBlock」を使用し、ドラッグ&ドロップで直感的にプログラミングが可能なため、小学生からでも無理なく操作やコードを学べます。また、ArduinoやScratchを基盤としているため、基礎から応用へと段階的にスキルを高めることができます。
mBotは、プログラミングの基礎、論理的思考、問題解決力の向上に役立つ学習ツールとして幅広い教育現場で活用されています。
中学生~
~準備中~
番外編
「ロボット」ではありませんが、これまで使ってきておおススメできるプログラミング教材を紹介します。
【ころがスイッチドラえもん】(3歳~)
ボールを転がすコースを作り、遊びながら論理的思考力を育む知育玩具です。
ドラえもんをテーマにした多彩なパーツやスイッチを組み合わせて、ボールの動きや仕掛けを工夫しながら自由にコースをデザインできます。試行錯誤を通じて因果関係を学び、創造力や問題解決力を楽しく育めるのが特徴です。
【Route Finder(ルートファインダー)】(4歳~)
スタートからゴールまでの道筋をパネルでつなぎ、正しいルートを完成させる知育パズルです。直線や曲線が描かれたパネルを組み合わせることで、道を作り上げる過程で論理的思考や問題解決力、空間認識力が養われます。
シンプルなルールながら難易度の異なるステージが用意され、繰り返し挑戦することで集中力と考える力も育めるよう設計されています。
【Scratch Jr.】(5歳~)
5~7歳の子ども向けに開発されたプログラミング学習アプリで、視覚的なブロックを使って直感的にコードを作成できます。キャラクターの動きやアニメーションをドラッグ&ドロップで組み立て、物語やゲームをデザインする体験ができます。
文字を使わず操作できるため、読み書きが未熟な年齢でも簡単にプログラミングの概念を学び、創造力や論理的思考を育むことが可能です。